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競走馬総合研究所常磐支所(随時更新) 


馬の温泉


福島県いわき市湯本にある馬のための温泉療養施設。
温泉の他にもプールやダートコース等が完備されている。
オグリキャップやトウカイテイオー、ヒシミラクル等も利用していた。
ここで治療された後、牧場に放牧に出されるのが復帰への一般的なコースである。

夜勤明けに何度も訪問しているので写真も一杯。
回毎に分けるのがメンドイのでマトメてドン。

ウォーターレッドミル


ぶっちゃけ流れるプールの馬版ですな。
水の浮力で体重が軽減されるのでリハビリに最適らしい。
撮影モデルはセントバニヤン。
彼はサボろうとしたり、水中でボロを出したりと愉快な様子を披露してくれた。
療養中の馬達

エチセロ(牡)


4戦目にして初勝利をあげるが脚を痛めたらしく温泉治療へ。
運動は問題なくこなしているようなので復帰も早いかも?
血統的には短距離砂上のスプリンターらしい。

勝ち鞍は3歳未勝利。
鹿毛で2005年3月25日生まれ。
父スクワートルスクワート (Marquetry)
母ユウワンダンサー (シアトルダンサーII)
2007年5月21日入所。

リワードアルコン(牡)


父親に似てとても落ち着いている優等生。
大人しい性格もブラックホーク譲りのようだ。
斜めに入った細い流星が特徴で見分けるのが簡単。

そういえば父親のブラックホークはステイゴールドをいじるのが大好きだった。
気配を消して接近してビビラセルのが日々の日課だったらしい。

勝ち鞍は3歳未勝利と4歳上500万下。
黒鹿毛で2003年3月21日生まれ。
父ブラックホーク (Nureyev)
母リワードオーガン (ブレイヴェストローマン)
2007年5月3日入所。

アグネスハット(セ)


500万下の条件戦を勝ちあがれずに障害に転向したサンデー血統。
気性難ゆえに去勢されたらしい。
その影響か非常に落ち着いた印象の馬だった。
実際に賢くて扱いやすい馬だという話も聞いたので去勢効果は絶大だったようである。
手入れされて毛並みはピカピカ。
障害馬だが自分の預託料は稼いでいる馬主孝行な馬である。

紫色のメンコと右後足だけ白いので識別は容易。

主な勝ち鞍は障害4歳上OP。
鹿毛で2002年3月25日生まれ。
父ダンスインザダーク(サンデーサイレンス)
母ノコナ(Fairy King)
2007年4月14日入所。
展示馬

レインキャスケード(セ)

気が向かないと右奥から動かない。
噛み付き癖があり、噛み付いてくるので接近する時は要注意。
記録を調べたら三年前からこの調子だと知ってビックリ。

いつの間にやら彼の説明版が詳しいものに交換されていた。
でっかく「噛み付くから注意」の看板も増えていたのはちょっと笑えた。

黒鹿毛で1998年5月18日生まれ。
父ウイニングチケット(トニービン)
母シクレノンディアナ(アレミロード)

ミミ(牝)

展示馬の仕事をしているポニー。
とてもフレンドリーなので皆さん夢中。
利用した馬達

ユキノアサカゼ(牡)


父エアジハード譲りの栗毛が綺麗な馬。
ピカピカの毛並みが日の光で輝いている。
エアジハードの子供なのでサクラユタカオーの孫でもある。
なんとなくだが爺さんに似ている気がする。
賢くて気のいい奴だそうだ。

復帰後は最激戦区の1600万下クラスでオープンを目指すらしい。
短距離から中距離までソコソコの成績をそれなりに出す為か距離適正をイマイチ掴みきれていないらしい。

主な勝ち鞍は新緑賞、神奈川新聞杯。
栗毛で2003年4月21日生まれ。
父エアジハード(サクラユタカオー)
母アイリッシュシャドウ(Irish River )
2008年9月20日入所、2009年2月7日退所。

クレスコワールド(牡)


馬の温泉で最初に会った馬。
とても大人しくて何度も鼻面を撫でさせてもらえた。
カメラを向けるとジッとして何気にポーズをとってくれる。
ゆえにカメラ映りは一番良い。
そのせいか一番撮影回数も多い。
お気に入りの馬なので全部載せてしまう。

夏場は暑さを避けるために朝が早くなる。
そのせいか眠いらしくアクビを頻繁にしていた。
ほっとくとそのまま眠ってしまうのだそうだ。
おっとりしている性格でのんびり屋らしい。

父がホワイトマズルでトーセンダンディともよく似ている。
とはいえ、母親の父がサンデーサイレンスなのがビックリだ。
サンデーの孫だが気性は父親に似たらしい。

同じ厩舎のウイドーハンターもここにいる。
勝ち鞍は3歳未勝利、3歳500万下。
黒鹿毛で2004年3月8日生まれ。
父ホワイトマズル(ダンシングブレーヴ )
母プログレスサンデー(サンデーサイレンス)
2007年7月5日入所、2008年6月23日退所。

セントバニヤン(牡)

風呂が好きで毎度どっぷり浸かっている。
乗り運動中に跳ねてみたりと結構ヤンチャ。
カメラ映りはクレスコ並に優秀。
担当の人との仲はとても良い。

父がテイエムオペラオーで母親の父がマルゼンスキー。
復帰後の活躍が楽しみな馬である。
とりあえず厩舎には無事に戻ったようだ。

勝ち鞍は3歳未勝利。
栗毛で2004年5月16日生まれ。
父テイエムオペラオー(オペラハウス)
母エキセントリック(マルゼンスキー)
2007年12月1日入所、2008年10月28日退所。

ウイドーハンター(牡)


クレスコワールドと同じ厩舎の所属馬。
額の星がトレードマーク。
父がグラスワンダーでこいつもサンデーの孫。
撫でさせてくれたから性格自体は大人しいのだろうか?

退所後は復帰する事無く登録抹消されている。
どっかで乗馬になるという話も出ているが真相は不明。

主な勝ち鞍は揖斐川特別。
鹿毛で2003年5月12日生まれ。
父グラスワンダー(Silver Hawk)
母ペンタルビー(サンデーサイレンス)
2008年2月8日入所、同年9月12日退所。

ダンスインザモア(牡)

重賞勝ち馬の真っ黒いの。
黒いのは写真を撮るのが難しい。
日陰で撮影すると、このようにどこが目なのかがパッと見で判別不能になる。

担当の人に鼻を摺り寄せて甘えていた。
父はダンスインザダークなのでサンデーの孫。

復帰後は成績が低迷している。
レースの際にどうやら体重を絞れていないのが原因らしい。
12月に行われたディセンバーSで5位に好走するもその後のレース登録が無いようだ。
放牧に出されたとの情報もある。

主な勝ち鞍はGUフジTVスプリングS、ニューイヤーS。
黒鹿毛で2002年5月3日生まれ。
父ダンスインザダーク(サンデーサイレンス)
母スーパーリヴリア(リヴリア)
2007年9月20日入所、2008年6月28日退所。

カネマサデューク(牡)

ここにいる馬では珍しい地方馬。
アフリートの孫であるためか非常におとなしい。
人懐こく担当の人とも仲が良いようだ。
額のつむじが他の馬より目立つのが特徴。

退所後は中央に戻るが年齢の為かシンガリ負け。
2戦して地方競馬へ転出となる。
関西圏へ移動となり名古屋で行われた愛知県畜産特別では不利があったものの4位と好闘。
続く若竹特別にて久々の勝利をあげる。
やっとこ調子が戻ってきたか?と思った矢先に競争中止の文字がレース結果に表示された。
心配になり色々調べた結果、競争中止の原因が判明。
原因は故障じゃなくて騎手の落馬。
しかも、ゴール付近で2番手まで追いこんだ時点での事だった。
予後不良判断を受けて安楽死処理がされた。

無事だったなら笠松のエース級になれたのに残念でならない。

主な勝ち鞍はアタックチャレンジI、金木犀特別、白菊特別、長月特別、鐘旭盃、若竹特別。
黒鹿毛で2001年5月6日生まれ。2009年1月20日永眠。
父ソウルオブザマター(Private Terms)
母ぺルファヴォーレ(アフリート)
2008年1月11日入所、同年8月29日退所。

ラードロキングリー(牡)

乗り運動中に垂直に跳ねたりして結構ヤンチャ。
○外で父はチーフベアハート。
同父ではメルシーエイタイムやマイネルレコルト、オトハチャンなどがいる。

勝ち鞍は3歳未勝利。
栗毛で2004年4月1日生まれ。
父チーフベアハート(Chief's Crown)
母バジリア(Mr. Prospector)
20008年1月31日入所、同年11月27日退所。

スターオブアフリカ(牝)

温泉に行ったらたまたま走っていた。
赤いメンコが遠目でも目立つ落ち着いた性格の女の子。
鼻の辺りが虫刺されでちょっと剥げている。
始終マイペースといった感じでなかなか面白い馬。

名前の由来は南アフリカで発見された世界最大のダイヤモンド。
ダイヤモンドの輝きのように撮った写真が逆行で光り輝いていたりする。

はい、そこ。
ドラゴンボールの太陽拳とかツッコマナイ。

勝ち鞍は2歳新馬戦。
鹿毛で2005年5月8日生まれ。
父Johannesburg(ヘネシー)
母ウージャ(Woodman)
2008年4月18日入所、2009年1月15日退所。

レッドコート(牡)

黒くてピカピカの毛並みを持ち、色んなものに興味を示す馬。
前足が故障して温泉治療を受けにきたらしい。
歳の割には物怖じしないようで積極的に接近してきた。
そして柵に顔を擦り付けて痒いところを掻いていた。

結構大物かも?

愛嬌ある性格のようで乗っている人もスンナリ乗れていた。
誰の子供だろう?
と、思って調べたら、凶暴さで有名なラヴの子供だった。
毛色以外は親父に似ていないようだ。

似ていたら世話をする人がえらい大変だしね。

デビュー戦もまだのようです。
青鹿毛で2006年5月7日生まれ。
父マイネルラヴ(Seeking the Gold)
母ヒジリレッド(アジュディケーティング)
2008年6月13日入所、同年12月26日退所。

ウスイ(牝)

名馬アリダーの孫娘。
久々に仕事帰りに行ってみたらまだ居た。
とても元気で、最初に乗っていた若い兄ちゃんでは制御がチト厳しい。
そこでコースでの運動ではベテランの人が乗り代わっていた。
それでも、気性が強いため四苦八苦しながらの運動。
団体の観光客見ている前で立ち上がったりする姿を見せている。
これはこれで面白い。
あくまで見ているだけならね・・・。

アフリカとは正反対の性格らしい。

勝ち鞍は3歳未勝利戦、4歳上500万円下。
鹿毛で2003年3月18日生まれ。
父オース(Fairy King)
母ケイマイ(Alydar)
2007年12月14日入所、2008年12月23日退所。

メイショウホウオウ(牡)

現在、骨折で温泉治療中のメイショウ軍団の一頭。
サンデーに似ていないサンデーの子供らしい。
性格は大人しく、賢くい馬だそうです。
サンデーに似てないようでスタッフには嬉しい誤算らしい。
ピカピカの栗毛の毛並みと大流星で識別は容易。

それはそうと、温泉大好きでいつもワクワクして待っているそうです。
確かに湯船にまっしぐら。
どっぷり浸かってうたたねしていました。
スタッフの方も「能力は高いのになんでこいつはビリ負け?」と、首を捻っておりました。
確かに見ていた馬の中では一番良いと思えましたし。
成績が悪かったのは単に疲れていたからなんじゃ・・・。

主な勝ち鞍は花背特別、内外タイムス杯。
栗毛で2001年3月21日生まれ。
父サンデーサイレンス(Halo)
母ビワプリムラ(Woodman)
2008年7月8日入所、2009年1月22日退所。

ナンヨーヘブン(牡)


デビューから3戦目にして勝ち上がるも5戦目のGUセントライト記念で故障。
その後を温泉で1年間過ごす。
退所後に競走馬としての登録を抹消されている。
今の所この馬についてこれ以上の情報は無い。

勝ち鞍は2歳未勝利。
鹿毛で2004年3月3日生まれ。
父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス)
母ダイナアクトレス(ノーザンテースト)
2007年10月13日入所、2008年11月13日退所。

シュウザンジャンプ(牡)


5戦目にして未勝利を脱出。
7戦目で500万円下を勝ち上がる。
その後は大迷走している条件馬の一頭。
成績から見るに温泉で治療すると赤字なのは間違いない。
それでも温泉治療している事から考えるに何かこの馬に思い入れでもあったのだろうか?

競走馬の登録抹消されている。
引退後の行き先などは不明。

主な勝ち鞍は3歳上500万円下。
鹿毛で2003年3月23日生まれ。
父ボストンハーバー(Capote)
母ベストマリー(シャンハイ)
2008年3月14日入所、同年8月22日退所。
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