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坂本家訪問 6月5日

開幕から寄り道

南相馬へ行く途中で寄り道。
放牧場らしきものが目に入ったので突撃。
・・・。
有機肥料を作る施設に併設された放牧場。
施設自体も無人らしく誰もいない。
誰もいないところで放置プレイ?
お名前不明の馬との出会いから開幕です。

正体不明の白いの


お名前不明。
馬主も不明。
風に吹かれて気持ちよさそうにしておりました。

しかし、あれですな。
周りに全然人の気配が無いので昼間はホッタラカシなのでしょう。
でも、手入れはされているので馬体も良い状態です。
寄り道2号

雲雀が原を抜けて坂本さんの家へ向かう途中。
馬が見えたので立ち寄ってみた。
時間的にも余裕なので行って見る事にした。

パイレーツソング


一戸建ての普通の家なら犬小屋があるはずの所に馬がいる。
これ、この辺の基本。

ご主人に話を伺えたのでいろいろ聞かせてもらった。
名前はパイレーツソング。
来てから10年ぐらいになるそうです。
歳が歳なので甲冑競馬には出ないようですが、神旗争奪戦には出しているそうです。
泥遊びが好きならしくドロドロの状態。
でも、大切にされているのは良く解りました。

調べたらカブラヤオーの子供ですね。
さらに寄り道

パイレーツソングのすぐ傍。
葦毛が目に入ったので見に行ってみた。
幸い見せてもらうことができた。
でも、名前なんて忘れちゃったらしい。
専用の放牧場に離されているので待遇はよさそう。
ひたすら場内をグルグル回っておりました。

正体不明の白いの2号


名前は忘れられちゃった。
でも、毎日悠々自適。
好き放題させてもらっている。
坂本家へ到着

寄り道しまくってのご到着。
坂本さんご夫婦に出迎えてもらえました。
その後はお茶をしながら馬の話を延々と・・・。
坂本さんは馬の調教が趣味のようです。
他に引き取り手が無いような馬を引き取ります。
暴れ馬を乗馬にするのが楽しいようです。

それはそうと、道路に馬を繋がれてます。
ここいらでは普通なのだそうです。
車自体が少ないからいいのかな?
サラブレットも繋ぐって・・・マジ?
ナスケンヒューマ
気性の荒いところをいまだに見せるナスケン君。
とても17歳とは思えない。
坂本家の馬のボスが彼。

現役時代は暴れ馬として関係者を困らせていたらしい。
そのためか引退しても誰も引き取り手がいなかった。
そんなもんだから、牧場に1年半ほど放置されていたようだ。
もっとも、放置扱いで済んでいたからここにいる訳ですが・・・。

タケノコにはやたらと執着心があるようで、堅い部分を意地でも食べてます。
飼い葉桶も柱にぶつけてながら食べるのがクセのようでベコベコです。
イワミワン
4年前までは中山で誘導馬だったとは驚きの経歴。
生まれつき足元が弱いらしく、自重で自滅しそうになって引退した経緯がある。
現在は軽量化の為にダイエットしているらしい。
誘導馬の時から臆病な性格のためか扱いが難しい馬だったらしい。
引き取られてきて3ヶ月も馬房から顔を出さなかったとの事。
薄暗い端っこに行きたがるためカメラ映りの悪さでは1、2を争う。

ここで余談を一つ。
現在の馬主の坂本さんも気がついていなかった話。
イワミワンの馬房に入っていた前の馬がピープルズチャンプという馬。
母父がシーホークでイワミワンとは血縁関係があるという。
残念ながらピープルズチャンプは野馬追い中に事故で予後不良。
しかしながら、その空いた馬房にイワミワンが転がり込んだという。
ぜひとも、ピープルズチャンプの分まで長生きして欲しい。

セプテンバーラム

食べる事に命を懸けている変な馬。
現役時代は調教が大嫌いで暴れまくっていたそうだ。
一回しか経験しなかったレースでは逆方向にわざと返し馬をしたらしい。
そして全然走らないので厩舎から放り出されたらしい。
今では、おっとりマイペースで飯時以外は一日中のんびりしている。
あまりの変わりように厩務員がビックリしていたらしい。

相変わらず人参めがけて突撃してくるので写真がどれもアップ。
食べ物が絡むとめちゃくちゃやる気です。
それ以外はボケーっとしてるくせに・・・。

こんな変な馬の親の顔が見てみたいと血統を調べてあらビックリ。
父フレンチデピュティ?
・・・クロフネ、ノボジャック、レジネッタとかが頭に浮かぶんですけど?
それと同じ親の子がこいつ?
母の方も父がナグルスキーで祖父は当然ニジンスキー。
この配合で誕生したのがこいつ・・・。
血統的には走る馬・・・のはずなのだが・・・。
なんだかえらく不条理な結末だ。

同じ母親からはビックコングとファイブソルジャーという活躍馬が出ている。
だが、その他は成績がサッパリという当たり外れが凄まじい差がある。
どうも、ラムは大外れの方らしい。

とはいえ、春競馬でお子様達には大人気だった。
乗馬としては落ち着いていて大人しいので最適。
悟りを会得したようなマイペースぶりに本当に4歳馬なのか首を傾げている。
放牧場
坂本家の放牧場はこんな感じです。
種類の違う馬が共同で使用してます。
道産子のマルも元気です。
アメリカン・ミニチュアホースは10頭くらいおります。
タケノコの魅力
坂本家の馬達はタケノコが大好き。
裏手が竹林なので新鮮なタケノコが取り放題です。
それも真竹と違って高価な方の破竹です。
ポンポンと豪勢に投げいれられたそれにかぶりつきます。

特にナスケンヒューマはこれに対する執着心は物凄いです。
干草や飼い葉よりもこれに夢中になるくらい。
タケノコ咥えてひたすらボリボリやってます。
大瀧馬事苑
帰る途中で発見したので寄ってみました。
見学させてもらえてありがたかったです。
見学直後に土砂降りの雨とか・・・。
本当にギリギリのタイミングでした。

ナイスナイスナイス

ワイド馬券の広告でおなじみのナイスネイチャーと同じくナイスダンサーの子供。
同時期に活躍していたのにダンスダンスダンスという奴もいる。
そっちもナイスダンサーの子供である。
兄弟のナイスネイチャーに似ており食欲は旺盛。

主な勝ち鞍はもみじS、GVきさらぎ賞、GU京都記念。
鹿毛で1986年4月25日生まれ。

タマモヒビキ

重賞勝ち馬としてはとても地味な活躍馬だったらしい。
飼い葉桶と投げ草の間を行ったり来たりしていた。
とても大人しくてボーっとしてる事が多いようだ。

こいつについては良く知らないのだが面白い話が一つある。
サイト「なんかんほっかん」の管理人さんはこの名前で航空機のチケットを予約した事があるらしい。
同行者の名前をド忘れたしたために咄嗟に思いついたのがタマモヒビキだったらしい。
それで予約取れるところも変な話だ・・・。

父はコマンダーインチーフ。
主な勝ち鞍は周防灘特別、豊明特別、尾張S、大阪城S、GV小倉大賞典。
黒鹿毛で1996年5月22日生まれ。

マーベラスタイマー

今は亡きモガミ産駒最後の重賞勝ち馬。
大人しくて乗りやすい馬らしい。
飼い葉桶は無視してひたすら投げ草に夢中になっていた。
どうも、草の方が好きらしい。
馬ってタケノコ食べられるようです。

主な勝ち鞍は水仙賞、房総特別、九十九里特別、迎春S、GUアルゼンチン共和国杯、GU日経新春杯。
鹿毛で1994年4月24日生まれ。


 
 

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