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馬だらけ 

 

ミホノブルボン

8戦7勝の戦績を誇る栗毛のダービー馬。
雑草血統と言われながらスパルタ調教で才能を開花させた。
同じ厩舎にフジヤマケンザンおり、共に厩舎の顔として活躍した。
二頭とも仲が良く、吉田牧場で放牧されていた時には一緒にクッチャネしていた。
今でも現役の種馬だが、とても賢こく人懐いので牧場の人気者である。

セプテンバーラム

生涯唯一のレースでは返し馬で逆走し、本番ではドンケツ。
厩舎を追い出された先に待っていたのはクウテネテの生活。
同期のアドミラビリスとはえらい待遇の違いだ。
食べる事以外には興味を示さないしやる気も出さない。
でも、頭は悪くない。
フラッシュ・雷も全然平気。
出会ってから2年経とうとしているが未だに謎だらけの馬。
これでも父親は大種馬のフレンチデピュティ。

シンボリクリヨン

書きあがる寸前で追悼絵になってしまった曰くつきのもの。
追悼式には北は北海道、南は沖縄まで参加者が訪れた。
競走馬時代の成績よりも引退後の愛嬌が評価された馬。

ブライアンズロマン

宇都宮競馬の最後の大物。
末期の宇都宮はハシノタイユウ、ベラミロード、イヴニングスキー等の名馬をはじめ、2000勝騎手が5人もいた。
とちぎ大賞典4連覇とか交流重賞のさくらんぼ記念が主な勝ち鞍。
と、いうか生涯戦績43勝は当時としては最高記録。
ライバル、ハシノタイユウはホースパラダイス群馬にて乗馬の仕事で稼いでおり、
ロマンの共同馬主になっているという愉快な事になっている。
ブライアンズロマンの会が生活を支えているのだが大半はレースすらも見たことが無い人達。
現役時代の成績よりもロマン自身に惚れ込んで入会したらしい。
種馬経験があるものの、とても大人しい。
愛想が良くて寝ててもわざわざ起きて寄ってきて来れる。
現在は荒木育成牧場にて大好きなクウテネテの毎日。
荒木育成牧場にはオリオンザサンクス、トーシンブリザード、エスケープハッチがおり、
4頭合計獲得賞金が7億円オーバーという化け物地方馬のたまり場となっている。

ロマンリバー

脱走して交通事故死したブライアンズロマンの妹。
中央へ挑戦しようとした矢先の事だった。
余談だが同じく交通事故死したカネユタカオーの記念レースにはブライアンズロマンは必ず参加していた。
それは、この一件のせいだとも言われている。
写真が無いから描いて欲しいと言われた。
調教師のうろ覚えの記憶と父親の写真から再現。
再現度の判定は室井調教師がやってくれるらしい。
無茶企画だなあ・・・。

サクラロータリー

3戦3勝の成績を残すも脚の故障で引退した幻のダービー馬。
まあ、たった3回走った中でマティリアルや後のダービー馬メリーナイスをぶっちぎったからあながち誇張ではない。
種馬入りはしたものの、良い繁殖牝馬と巡り合えず種馬引退。
原因は世界的にも理解不能な日本独自の流行である「自国内生産馬軽視」という珍現象に泣いた馬。
仮にもイブニングスキーという代表産駒を出している事でも証明されている。
現在は生産牧場の一角でノホホンと日々をくらしている。
種馬経験はあるものの生まれつき穏やかな性格。
ちなみにニンジンあげると鼻の下が伸びまくる。

イヴニングスキー

ロマンと同じ室井厩舎にいた事のある暴れ馬。
簡単に言えば猛獣です。
妹に地方年度代表馬のベラミロードがおります。
母親の血が強烈に出ているためか、サクラロータリーの子供とは思えない馬。
サクラロータリーとは真逆です。

クレスコワールド

温泉につかってはボヘーっとしていたり、背中に人が乗っているのに居眠りし始めたりするマイペースな馬。
ホワイトマズルの子供は活躍するワリには気性が大人しいのが多い。
足の故障で2年ほど休養していたのだが復帰戦を快勝して現在1000万下クラスへ昇格している。

ヒミツヘイキ

右旋回だけは意地でもしないヒミツ君。
レースだけだなく普段の生活もそう。
とり足で歩き方が変だから遠目からでも判別可能。
JRAの人らは絶対変だと言って3回も馬体検査をやったらしい。
どこも変じゃないのは直後の交流重賞ユニコーンステークスをぶっちぎりで勝った事で証明。
マキバスナイパーと共に左海騎手を背に大爆走した地方の馬。
馬主は田中勝春騎手の父親。
同じダミスターを父に持つトロットスターに背格好がそっくり。
性格は正反対なんだけどね。
愛称はヒミツかヒミツ君。
ローレルゲレイロのゲロ吉とかゲロゲロとかと違ってまともに呼んでもらっていた。

メイショウムネノリ

自分でカジッた人参が飼い葉桶に落ちた音でビックリ仰天。
自分のボロを自分でふんずけて勝手に大パニック。
牝馬を見ても後ずさり。
栃栗の毛並みは格好良いのだがかなり肝っ玉が小さい。
でも、性格は丸い。
そんな調子だから彼は未だに牡馬のまま。
近所には同じBTC年金支給馬が22頭もいる。
馬産地でもないのに多いのう。

ドリームジャーニー

知り合いの方の持ち馬。
ちなみに一口馬主になって2頭目の馬がコレ。
2頭目でGT馬主ってぶっちゃけありえない。
もっとも、一頭目でオープンクラスの馬を当てていた。
相馬眼はかなりのものである。
名付け親でもあり、横断幕第一号製作者でもある。

セイウンスカイ

血統的には廃れまくったハイペリオン系の大物。
調教師が教えていない競馬の仕方も勝手に会得して実戦で使用していた凄い奴。
西山牧場の端っこで普通にクウテネテしてたら巷では「海外追放」とか「とっくに処分された」とか好き放題言われちゃっている。
父親のシェリブズスターが行方不明になったのもありヒドイ憶測が平気で飛び交う。
現役の頃の荒れたイメージと違い、引退後は優等生な部類に入るのでこいつだと気がつかない人もいる。
(このへんは地味すぎて見学客に素通りされてるアグネスデジタルと通じる部分がある)
まあ、あの一件がBTC年金設立の原点なので洒落にもならんのは解らんでもないが・・・。

コーセイ&ウラカワミユキ

現在渡辺牧場で一緒に暮らしている二頭。
大人しくて人懐こいコーセイ。
実はセリで売れ残っていたところをJRAが275万で買い取って抽選馬として販売したところ大当たりした経歴を持つ。
走るかどうかは価格じゃ決まらないという良い例の一つ。
一方のウラカワミユキはニンジンしか頭にないナイスネイチャーの母。
29歳なのにニンジンを見ると全力疾走で突撃してくるので要注意。
その執着心は凄まじく、ネイチャーにもバッチリ遺伝しているのはご愛嬌。
ネイチャーは母親そっくりで写真を並べても見分けがつかない。

クロフネ

芝でもダートでもお構いなしに走り抜けたフレンチデピュティ系の大物。
同時期にどこでも走るアグネスデジタルもいたので非常に面白い世代の中の一頭。
無駄に増えまくったサンデー系とも問題なく交配できるのが大きなアドバンテージで
種馬としてもユキチャン等の活躍馬をコンスタントに出している。
性格は穏やかで「ボケ〜」っとしており、常に食べ物を探している超マイペースな馬。
種馬としてのお仕事の最中も変わらずマイペースなので仕事は楽とのこと。
クロフネなのに白いのでシロフネとかシロイノとか呼ばれている。
タンポポが好物のようでひたすらタンポポを探しては食べていた。

フジヤマケンザン

近親にテンポイントがいる良血馬で自身も香港国際Cや中山記念、金鯱賞等3つの重賞を勝っている実力馬。
引退後は吉田牧場にて種馬をしていたが成績がイマイチの為種馬引退。
賢くて大人しい性格を買われてつま恋乗馬倶楽部にて乗馬を17歳まで務めていた。
その後、ある方が引き取られてまた吉田牧場へカムバックした引退馬ネットのサポートホース第1号。
引退馬ネット立ち上げ時に牧場へ片っ端からアンケートを送った物の中で戻ってきた「あて先不明」の物を
勿体無いからとたまたま吉田牧場に送ったら即OKの返事を貰い預託先として登録され、
その後フジヤマケンザンの引取りの相談が舞い込むという嘘のような本当の話。
現在は彼のファンクラブとしてチームケンザンが結成されている。
冬場は寒い風を避けるために壁や建物に張り付いて一体化しており、彼を見ていれば現在の風向きが一目で解るそうだ。
個人的にはそれを「メタルギアごっこ」と呼んでいる。

ファストタテヤマ

ダンスインザダークの子供で8歳まで走り引退した。
直線での追い込みを武器としていたがヨレ易く客席を向いて走るなど走り方も非常に個性的。
彼が勝つレースはレースが大荒れになるため「奴は時々追い込んでくる」や「ファストタテヤマで家を建てやま」や
「立山建材」等と数々の珍名言を生んだ。
北大の伝説のファンファーレによりオペラシチーが惨敗した悪夢の札幌記念においても2着に突っ込み
3連単配当27595倍という凄まじい払い戻しを記録している。
現在はケイローンという名前を貰い乗馬として生活している。
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